韓国の屋台で売ってる伝統のおやつ「ホットク」
韓国の道では良く屋台を見つけることができます。昔から市場や人通りが多い場所には軽く食べれるものを売ってる屋台がたくさんありました。トッポッキ、オデン、天ぷら、スンデ、ブンオパン(たい焼き)、ホットクは代表的な道のおやつです。
今は許可をちゃんと取ってやる人もいますが、昔は許可を取らないままやる人も多かったですね。許可を取れるようになっても税金を払えたくなくてわざと許可を取らない人もいる時代もありました。
トッポッキ、スンデ、ホットクは韓国だったらいつでも食べれるありふれているおやつですが、日本では自分で作らないと食べられない珍しいものになりました。その中でも最近ホットクが食べたくなって韓国の実家からホットク粉を送ってもらいました。😅
ホットクは?
ホットクは昔中央アジアのトルコやインドの「ナン」が中国で変わって、韓国に入ったらしいです。清国の商人たちが朝鮮に入って仁川のチャイナタウンで販売したのがホットクの始まりです。それが明洞の中国大使館周辺、ジョンロなどの都心部から拡散され今に至りました。
中国の「シャーピン(馅饼·xiànbǐng)」がホットクの原形で、それが韓国人の口に合わせて水飴、蜂蜜、黒糖などを入れるようになったのがホットクです。ちなみに中国のシャーピンはホットクと形は一緒ですが、中身にニラ、豚肉、牛肉などが入ってます。
最近のホットクには三温糖、ピーナッツ、シナモンが入ってるのが定番ですね。
ホットクの意味?
家で「ホットク食べたいー!」と言うと夫はいつも「チーズハットグ」と言い返しました。韓国語で言うと全然違うのに日本語にすると発音が似てるせいか良く間違ってます。しかもチーズハットグはホットクに比べて日本でも有名らしくて、夫的にはあまりホットクが思い出せない気がします。😅
ホットクは英語の表記では「Hotteok」で、「Sweet Korean Pancake」でも知られています。チーズハットグは「CheeseHotdog」で、正確には日本語ですると「チーズハットグ」ではなく「チーズホットドッグ」ですよね。
ホットク(호떡)のトク(떡)は日本語で「もち」を意味します。ッは韓国語の表記ではないですが、発音的に入ったので、なんの意味もないです。
ホはホットクの由来と関係あります。昔中国では中央アジアの人たちを「胡人」と呼んでました。それで「胡」の韓国読みが「ホ」です。つまりホットクは「胡人」が食べた「もち」を意味して「ホットク」になったらしいです。
ホットクミックス(ホットク粉)で作るホットク
韓国では1800~3600ウォンくらいです。少し高いけどアマゾン、楽天でも売ってます!
1.40~45ºCくらいのお湯180mlにイーストを入れて混ぜます。(最初にイーストを入れた写真撮るのを忘れました。😥)
2.粉を入れて5~10分くらい混ぜます。水の量適当にして何回も失敗した事あるので、気を付けます。
3.こねを少し取って丸くして平らにします。(手に少し油を塗って作ると手にくっつかないです!)
4.ジャムミックス(砂糖、シナモン、ピーナッツなどが混ぜてるもの)を載せます。
5.包みます。こねが伸びるのでジャムが出そうだったら引っ張って包みます。
6.丸くなったままフライパンに入れます。私は手のひらで延ばしましたが、もともとは平らにしてくれる道具があります。なくても押せるものがあれば何でも大丈夫です。
7.これで完成です!焼くのを夫に頼んだらあまり押さなくて薄くなってないのもありますが、薄くした方が絶対美味しいので、絶対平らに押して焼いてください。
まとめ
ホットクはチーズハットグと名前が似てますが全然違うおやつです。今の子供はハットグの方が好きですが、大人たちはホットクが好きな人がたくさんいます。お母さんと一緒に市場に行くとホットクを買おうとしてる人がいつも並んでいました。私もその一人で買えりには焼き立てホットクを手に持ってましたね。
味は砂糖が入ってる分甘いです。今まで日本人の夫が「砂糖が中に入ったパンケーキだね」と言って私は「違う」と答えました。でも、今日ホットクの英語名が「Sweet Korean Pancake」なのを知ったので、もう違うとは言えないです….。😅シナモンの味が嫌いな方は苦手かもしれませんが、パンケーキとは違う美味しさがあるので、ぜひ食べてみてください。