日本と韓国のおでんって違う?

2020年7月21日

オデン?オムク?

いつからなのかは良く覚えてないけどテレビで「オデン」の事を「オムク」で言い始めて、「オデン」って言っても字幕には「オムク」で表記するようになりました。オデンを辞書で検索するとオモクの非標準語って書いてます。こうなったのは国語純化の一環として外来語で使ってる言葉を韓国語でしたからです。

これに対して国立国語院にオデンとオモクは違うので、オデンの意味をオモクの間違いとして辞書に書くのをやめてくださいと提案した人もいますが、国立国語院では韓国のオデン=オモクと同じ意味で使われてるので、韓国固有の言葉「オモク」を使うのが適切ですと答えました。

日本と韓国のおでんの違い

実際ただしいのはオデンの意味を直してくださいと提案した人だと思います。おでんは元々韓国語ではない日本語から来た言葉で日本でのおでんは料理だからです。

韓国

韓国のオデン(オモク)は魚の身を潰して、塩、澱粉、小麦粉などを入れて作った食材です。

日本のおでんみたいに大根などを入れて作る料理はオムクタン(オデンタン)と呼びます。

日本

それに比べて日本のおでんは料理です。

goo辞書

日本のおでんと大根

たまに韓国のおでんが食べたくなって調べたらさつま揚げが韓国のオデンと一番似てる食材です。さつま揚げ、たまご、大根、厚揚げ、たまごなどが全部入ってるのが日本のおでんで、入ってる物はおでんの具と呼んでるのでびっくりしました。おでんに入ってるだいこんがメニューにあって、それを好きな人も多いことにもう一回驚きました。韓国で大根はオデンをもっと美味しくするための材料だけなんです。注文する時は□おでんか、〇おでんどっちか選ぶだけで大根はメニューになく、常連に無料であげる店もあります。

韓国のオデンと汁

韓国でのおでんは粉食と思われトッポッキと一緒に食べることも多い、屋台で売ってる道のグルメと認識されてます。特に寒い冬には屋台に寄ってオデンとオデンの汁を食べる人も良く見れます。この屋台で食べるオデンのことをコチオムク(コチオデン)とも呼びます。おでんの持ち帰りの時はおでんの汁もいっぱいあげなきゃいけないぐらい韓国ではおでんの汁は大事です。

韓国のオデンの起源

朝鮮時代の資料で似てる魚熟片と言うのがあっってそこから由来したと言う人もいるけど、作り方が少し似てるだけで違うものだと思う人が多いです。1700年ぐらいにある譯官書いた資料では可麻甫串と言う料理があるけど職業で日本に行ってきた時の経験を生かして書いたと思われてます。

オデンは日帝時代の時日本から来た料理だと思ったほうが妥当です。韓国のプレミアムかまぼこ会社のチャムサルで比較したものがあります。

韓国のおでん:魚を丸ごとつぶして(鮮度、魚種に関わらず皮、骨、頭などすべて)小麦粉を混ぜて揚げた食品

かまぼこ:選別された魚種を鮮度を維持しながら皮、骨、頭、スジまで全部取り出した身を使う。澱粉などの添加物が極小量。かまぼこは揚げ、焼き、蒸など種類が多彩。

綺麗に作られた揚げかまぼこが韓国の工場で小麦粉と調味料で新しくなってこれが韓国のおでんとなりました。

韓国のおでんの栄養

主に食べるのがコチオデンなのでそれを基準ですると1個当たり
カロリー:139kcal || 脂質:6.86g || 炭水化物:9.36g || タンパク質:9.36g