日本の恵方巻、のり巻きと韓国のキンパ。違うもの?
日本に来てからほぼ毎日見てるチラシに去年と一緒で、いきなりキンパがたくさん登場しました。
去年は夫と海苔で適当にご飯を食べただけであまり気にしてなかったですが、少し興味がわいて調べることにしました。
形から見た目がすごく似てるので、ずっと同じだと思いました。😅
でも、そうなるとなんで「キンパ」という言葉が別で存在するのか気になりましたね。
そこでもしかして日本の海苔巻きとキンパは違うものなのか思うようになりました。
ちなみに日本語ではキンパですが、韓国語では「김밥(キンパプ、Kimbap)」で、最後に口を閉じる発音になります。
日本のキンパ(?)の種類
日本の巻で、私が知ってるのは海苔巻き、恵方巻、太巻き、細巻きなどの名前を持ったものです。
正確には知らないですが、海苔巻きが具が多くて太いのが太巻き、具が少なくて細く巻いたのが細巻きだと思います。
恵方巻は見た目で分かると思いますが、海苔巻き(太巻き)の一種で、普通の海苔巻きとの違いは節分の日にその年の恵方を向いて食べることと切らないで食べることらしいです。
また、これはただ私の勘違いかも知れませんが、以前キンパを作っておばあちゃんにあげるとおばあちゃんが寿司と言いました。
日本ではもしかして海苔巻きって寿司の一種なんでしょうかね。🤔本当に聞き間違いかも知れません。😅
韓国のキンパ、何が違う?
これはこの前作ったキンパです。
写真1は普通のキンパです。韓国のキンパで必ず入るものだけ入れたものです。
写真2は残りの材料と賞味期限が近い明太子を入れた韓国にはないキンパです。
私が思うキンパと海苔巻きの大きな違いはご飯です。
韓国のキンパの場合米に塩、いりごま、ごま油で味付けをします。
日本の海苔巻きは米に寿司のように酢を入れるた酢飯だと聞きました。
以前セブンイレブンのキンパが出た時、韓国人のネットコミュニティ(掲示板)でキンパが酸っぱいと聞いたことあります。
たぶん名前はキンパなだけど日本の海苔巻きのように酢飯を使ったんでしょうね。
「また騙された」、「マジ嫌だ」、の声がありました。😅
次の違いは中身です。
韓国のキンパに必ず入るものがあります。それは「卵焼き、かにかま、ハム、ほうれん草」です。
家によってはほうれん草の代わりにキュウリを入れることもあります。またこれ以外にオデン(韓国のオデンです。さつま揚げのようなものです。)、ゴボウ、ニンジン、エゴマの葉などを入れることもあります。
この前にイオンに行ったら韓国フェアをやっていてそこでキンパの材料を売ってました。
次の写真のようなもので、中にはながいたくあんとゴボウが入ってます。正確な値段は覚えてないですが、高かったので辞めました。
韓国でもこれを使ったりします。お母さんも良く使いました。
でも、昔はこのまま使っても大丈夫ですが、私が韓国にいた時にはゴボウは千切りして入れた方が人気でしたね。(ゴボウだけではなく、千切りして細いのをたくさん入れるのが流行ってました。)
私が良く見つかってないのか日本では薄いハムかウインナーしかなかったので、薄いハムを重ねて使いました。
かにかまもサイズが違いましたね。韓国では1つか縦で半分切って使いましたが、日本では何個も入れました。
次の写真韓国でキンパを作る時使うハムとかにかまです。
韓国のキンパの種類
いろんなキンパがありますが、子供の頃からあった定番のものは上で紹介した普通のキンパのほか野菜キンパ、キムチキンパ、牛肉キンパ、ツナキンパ、チーズキンパなどがあります。
値段は普通のキンパ+500~1,000ウォンしたのが他のキンパです。
私が韓国にいた時には普通のものが1,500ウォン~2,000ウォンくらいでしたが、今はどうなんでしょう。
安いので、日本でキンパの値段を見てびっくりしました。
まとめ
キンパは見た目がすごく日本の海苔巻きと似てるので、具だけ違って、同じだと勘違いすることが多いと思います。
でも実際に食べると見た目が似てるだけで、ご飯から違います。また具ですね。入れるものが全然違います。
キンパを作る時夫が「かにかま一番いらない、たくあんもいらない、鮭いれよう」と言い出しましたが、韓国のキンパには魚系は入れないです。😅最近はサーモンキンパもあるようですが普通はないです。
韓国のキンパは昔から安くて簡単に食べれるご飯です。
余談ですが、また、昔にはえんそくには必ずキンパでしたね。お母さんは朝早く起きてキンパを作ったりして、その日にはみんながキンパです。
少し作るのが面倒ですが、簡単なので一回作って食べてみてください。😀