韓国ビール 売り上げランキング!一番人気あるビールは?

2020年12月17日

韓国ビールの2強

韓国のビールは「OB社」と「ハイトジンロ社」の2強です。居酒屋や食堂でビールを注文したらほとんどの店がOBの「Cass」かハイトジンロのHiteを持って来てくれます。注文を受ける人もCass?Hite?と聞いたりします。

CASSを発売したのはジンロ社です。今はハイトジンロになったそのジンロです。会社の経営難でOBにCASSを売って今になりました。ジンロはハイトが合倂でハイトジンロになりました。

2000年代初めまではHITEが圧倒して多角化もしましたが、結局CASSだけ力尽くしたOBに負けました。ジンロは自分が開発したビールにやられた形になりました。

ビールの種類が多い日本に比べると韓国は選択肢があんまりないです。CassHite。今までそうだったビール販売量に変化がでたのはTERRAが現れてからです。食堂に行ってもHiteの代わりにTERRAを置いてる店も増えてます。でも、Cassの売り上げがあんまり変わらなかったので、自社のHITEの売り上げだけ奪った結果になりました。

韓国産ビール売り上げランキング

これは2019年第4四半期の売上ランキングです。

FIS 食品産業通計情報。2019

実はこの売り上げランキングは韓国産と輸入ビールが一緒に出てます。12位まで出てその内5個が韓国産ビールです。この売り上げランキングは居酒屋や食堂を除いた売り上げです。以前にはCASSとHITEだったのがCASSとTERRAが1位2位になってます。

TERRAはHITEと同じ会社だけどHITEのオールドさを隠すためにわざとHITEと関係ないネーミングを付けました。それが成功するのに役に立たと思う人もいます。

しかし、CASSとTERRAを合わせてカステラになってTERRAのおかげでCASSが1位だったのを知らせたり、TERRAを言うたびにCASSの事をもう一回思い浮かぶようにしたらしくて半分の成功と言う人もいます。

韓国産ビールの味は日本のビールに比べるとあっさりしてます。

全体売り上げランキング

この下の図が12位までの売り上げランキングです。

FIS 食品産業通計情報。2019

CASSとTERRAが圧倒的に多いですが、輸入ビールの方も多いです。(ちなみにアサヒは2018年の第4四半期には3位だったのが、不買運動の影響で12位に落ちました。)

韓国産ビールの種類が少ないのでETCの方も輸入ビールの確率が多いです。これは韓国人がビールを買うのがパターンから類推できます。

ビールはどこで買いますか?なぜ?

FIS 食品産業通計情報。2019

これを見ると44%の人がコンビニでビールを買ってることを分かります。これだけでETCが輸入ビールだと思ってる理由は、実は韓国のコンビニではビールのイベントを毎月やってます。輸入ビール4缶1万ウォン、8缶1万5千ウォンなどのイベントをずっとおこなわれているので、買う時に色んなビールを買います。

コンビニで韓国産ビール500mlが2700~2900ウォンくらいに比べて輸入ビールは4缶に1万ウォンで安く買えます。コンビニで輸入ビールが売れて、コンビニは44%人がビールを買うところなのでETCはほとんどが輸入ビールだと見ても無理ではないと思います。そうしたら韓国産ビールは輸入ビールより1.5倍しか売れてないのです。

アサヒの売り上げが下がったのもこれと関係あります。不買運動が始まってから、コンビニの4缶1万ウォンイベントはアサヒは除いてやりました。普通に買うと1缶に3000ウォンなので、売り上げは減るしかないです。

2020年には?

韓国産ビールは2020年に税金が変わって少し安くなって、今はコンビニで韓国産ビールイベントもやってます。その上に、不買運動の影響が続いて2020年に初めてコンビニでの売り上げが輸入ビールを超えました。

最近は手作りビール(個人や小さい醸造場でのビール)が流行っているので、2020年の売上ランキングがこれから楽しみです。