ノラ猫、韓国の社会問題になる。韓国のペット
韓国の実家では犬を2匹を飼ってまして、犬が懐かしい時があります。夫の実家には犬も猫もなくて、代わりに触れるのは夫のボンバーヘッドくらいですね。😅
たまに夫のおばあちゃんちに行って猫に会うこともありましたが、犬の方が好きなので、何回か近くのペットショップに連れていってもらいました。
そこで驚いたのはペットの値段でした。私の実家の犬は一匹は知り合いからもらって、もう一匹はお父さんが急に連れてきたので、後で聞いたら80万ウォンくらいでした。すごく高いと思いました。
チワワでロングコートで、高かったと説明してもらった記憶があります。
日本では韓国の値段はすごく安いレベルなのが分かりました。私が行ったペットショップがたまたまだったのか知りませんが、基本20万円以上でしたね。😱
日本はペットのローンもあるくらいなので、それが普通なんでしょうかね。
ノラ猫、ノラ犬
私が日本に来て今まで一回もノラ犬を見たことがないです。ノラ猫は2~3回くらいで、日本ではノラ動物をあまり見ない気がします。(ここは田舎ですが、都会ではどうなんでしょうね。)
可哀そうな話ですが、私が日本で見た車にはねられた動物は狸がほとんどでしたが、韓国では猫が一番多いです。一日で何匹もはねられたことを見た日もあります。😣
韓国にはペットを捨てる人が良くいます。休憩所(日本の高速道路のサービスエリアなど)に捨てて行く人もいるし、遠くに行って捨てる人も良くいます。
それで思ったのはさっき話したペットの値段です。これだけでそう思うのは考えすぎかも知れませんが、ペットがもっと高かったら、簡単にペットを連れて来るのはできないので、捨てる人も少なかったと思います。
ペットを家族ではなくてアクセサリーやぬいぐるみのように考えて要らなかったらすぐ捨てる人が多いと思います。
ノラ猫の社会問題
なぜかノラ犬の話はあまり聞かないですが、捨てられたり、最初から道にいた猫は増えてきて、韓国ではもはや社会問題になってます。
これが問題になったのはノラ猫の餌の話から始まります。
道にいるノラ猫が可哀そうな人たちが餌を買って色んな所で餌をあげることが増えてます。
こうやって道で餌をあげる人を韓国ではキャットマム、キャットダディと呼びます。最初は自腹で「良いことする人たちだな」と思われましたが、今は近所の人に迷惑をかける人として思われることが多いです。
他人の敷地に餌をあげたり、餌の皿を置きます。餌をあげる時出るゴミは放置で、ちゃんとゴミ箱に捨てない場合もあるらしいです。当然ですが、ノラ猫なので、食べた後に出る、排泄物も掃除はしないです。
なので、周りの人たちはどんどん増える猫の音やフンの問題で迷惑だと思いますね。
可哀そうなのはみんな理解しますが、責任は取らずにやる行動に怒ってる人が多いです。
キャットマム、ダディの問題はこれだけではないです。
ノラ猫の販売をします。見た目が可愛い猫や赤ちゃん猫は捕まって販売することがあります。もちろん、販売とは言わないですが、内容を見ると販売です。(ノラ猫を販売してる人は猫を救出したと表現します。)
韓国は日本より「去勢・避妊手術」することが少なくて、道のノラ猫はなおさらですよね。ノラ猫で妊娠した猫を見ると、赤ちゃん猫だけ家に連れて行くこともありますね。
家に連れてきた猫は「責任費」としてお金を貰って販売します。猫を貰いたい人は去勢・避妊手術、予防接種、健康検診をして、責任費を払ってから猫をもらいます。
また、猫を販売してる人が家に訪ねるのを許可しなきゃいけないし、たまにでも良いので猫の写真を送らないといけないです。
こうやって販売した人の連絡を無視すると「猫を返してください」などの話を聞くこともあります。ずっと連絡を取らないといけないですね。
最近はこの「責任費」が販売を連想させるので、ただの餌代としてもらってると思わせるように「ゴバッピ」と呼ぶように声をかけています。
「ゴバッピ」は「ゴヤンイのバプ費」を略した言葉です。ゴヤンイは猫、バプはご飯を意味します。
まとめ
ノラ猫問題は最近の韓国ではすごく問題になっています。またノラ猫は冬になると車の下に入ることもあって、大惨事になることもあるらしいです。
キャットマム、ダディの行動でいら立つ人は餌に毒物を入れる事件も起こったことがありましたね。
その中には周りに理解を求めた上で、掃除や去勢・避妊手術をしながら活動してる人もいますが、そうじゃない人の数が多いのが現状で、これからもキャットマム、ダディをめぐる問題は続けると思います。