日本特有のかるた花札、実は韓国にもある!
もう少しで韓国の伝統の休み、ソルナルです。秋にあるチュソクとともに韓国で一番大きい休みです。
大家族が集まることは少なくなりましたが、ソルナル、チュソクには家族、親族が集まる日なんです。
子供の頃にみんなが集まると子供は子供の遊びをしましたが、大人も良くやってた大人専用の遊び(?)があります。
それが花札です。韓国語では「ファトゥ」と呼びます。
実は花札ってずっと韓国の伝統の遊びだと思いましたが、何年前に夫と一緒に韓国でソルナルを過ごした時日本にもある事に気づきました。
韓国の花札は日本と一緒?
韓国の花札は「12種類の48枚」でできてて、日本の花札と同じです。全く同じだったので、夫を誘って花札をやることにしましたが、なぜかおかしかったですね。
実は韓国と日本の花札は同じものを使ってますが、ルールが全然ちがうようです。簡単に説明しましたが、諦めましたね。
花札が一緒の理由は韓国の花札が昔日本から来たからです。
ずっと韓国の物だと思ってたのに…。
昔、韓国の朝鮮時代に日本から来て、ルールが変わったらしいです。対馬島に住んでた商人が商売のために朝鮮と往来した時に伝わってくれたらしいです。
日本ではどんな風に遊んでるのかは知りませんが、韓国では先言った通りに大人の遊びだと思われてます。
それは遊びですが、賭博の一種だからです。
遊びと賭博を分ける基準は特にないですが、過去の賭博経験、時間、財産、点数当たりの金額によって違います。
ソルナル、チュソクに家族と少しやっただけでは賭博になりませんが、そんな認識があるので、子供はあまり参加しないです。
韓国の花札のルール
(今は覚えてないですが、子供専用のルールがあった気がします。)ここでは普通のルールを説明します。
韓国のファトゥは基本的には3人でやるゲームです。床に6枚を置いてそれぞれ7枚ずつ持って始まります。同じ種類を2枚合わせたらもらえます。
花札のなかでこれを「ピ」と呼びます。この中で青い□の中に入ってるのは特に「サンピ」と呼びます。サンピはピ2枚分です。このピが10枚から1点で、11枚2点、12枚3点…になりあす。
これは「ティ」と呼びます。先ほど日本と韓国の花札って全く同じだと言いましたが、細かいところで違いがあります。韓国の場合赤には「ホンダン」青には「チョンダン」と書いてます。
これは5枚から1点です。ピと同じ感じで6枚なら2点…になります。
でもホンダン、チョダン(真ん中の3枚)、チョンダンは3枚だけど3点です。
これは「ヨルクッ」と呼びます。ティと同じ、5枚で1点、6枚で2点…ですが、鳥の花札は「ゴドリ」と言って、5点になります。ゴドリはたぶん、鳥が5匹=(日本語の)5鳥を意味してると思います。
最後は「グォン」です。これも日本と少し違って「光」という文字が書いてます。3枚で3点、4枚で4点ですが、最後に傘を持ってる花札が3枚の中に入ってると2点、4枚の中に入ってると3点になります。でも5枚だと15点です。
基本的には3点から「Go」、「Stop」ができます。Goをしたら、1点もらいます。2回Goするともう1点貰います。ただ、3回からはGoになると+1点はもちろん点数が2倍になります。(地域によって+1はしないこともあります。)
これ以外にもピが5枚以下だったり、グォンが1枚もなかったりした人にはまた2倍で計算します。
遊びなので、点当たり10ウォン、100ウォンでやることが多いです。賭博だと1000ウォン以上もあります。
まとめ
私もそうでしたが、韓国人で花札を韓国の物だと思ってる人はたくさんいると思います。まさか日本から来たと思わなかったですね。
韓国の花札は日本から由来されたもので、ティ、グォンで細かい部分が違いますが、見た目はほぼ一緒です。
でも、日本人、韓国人が一緒に花札で遊ぼうとしたらルールが違うので、できないと思います。もし、一緒に遊ぶチャンスがあったら、日本の花札で韓国のルールでやってみませんか?