韓国の面白いセンター試験「スヌン」合格祈願プレゼント
日本のセンター試験のように韓国にも似てる試験があります。韓国語では「スヌン(修能)」で、大学修学能力試験の略した言葉です。大学入学試験で、11月に行われます。この試験が終わったら高校3年の授業はほとんどやらないです。(今は変わったかも知れませんが、私の高校時代はそうでした。😅)
学生に取ってすごく大事な試験なので、この日のためにお母さんたちは100日前から寺や教会で祈る人もいますね。そしてこの日のための色んなプレゼントもあります。
昔からのプレゼント
ヨッ(飴)
ヨッは韓国の伝統のおやつで、昔から定番の合格祈願プレゼントです。
ヨッはべたべたで良く貼り付きますが、貼りつくの韓国語が「ブッタ」と言います。また試験に受かることも韓国では「ブッタ」と言います。大学や試験に貼りついて欲しいの意味でヨッは受験のプレゼントになりました。
ヨッには色んな形があって、写真(左)のようにトッポギの形をしたヨッもあります。
次の左の写真はヨッを校門に付けてる途中です。韓国ではヨッを校門に貼りつけると受験にも貼りついて落ちないと言う昔からの話もあります。これを付けて祈るお母さんたちもいるし、後輩たちが朝から応援に来てヨッを渡したり貼り付ける場合もあります。
もち
ヨッと似てる意味のプレゼントで餅もあります。もちも良くくっつくので、昔からの合格念願プレゼントの一つです。スヌンのシーズンになるといろんな合格餅が販売されます。
面白いプレゼント
面白いプレゼントはほとんどが同音異義語からきたものです。
フォーク
韓国語で「ちくダ」という言葉があります。試験で知らない問題が出た時(適当に)答えを選ぶことを意味します(辞書を調べましたが同じ意味の意味の日本語を見つかりませんでした😥)。またフォークで刺すのも「ちくダ」と言うことからフォークをプレゼントするようになりました。最近は本物のフォークよりフォークの形をしたクッキーを作ってプレゼントする人もいます。斧も「ちくダ」を使うので、斧形をした商品もあります。
トイレットペーパー
以前夫が「韓国でテスト行く時トイレットペーパー持って行くの?」と聞いたことがあり、韓国ではティッシュとトイレットペーパーを使い分けてないので、「風邪ひいて鼻水大変な人はそうかもよ」と答えました。
でも、その話ではなくて日本のテレビ番組で受験の時トイレットペーパーを紹介して、それが本当なのか聞いただけでした。トイレットペーパーは巻いてるので使う時延ばす?引っ張る?ことを韓国では「プルダ」と言います。また問題を解くのも「プルダ」なので、問題を良く解けて欲しい願いを込めたのがトイレットペーパーです。糸が巻いてるのをほぐすのも「プルダ」で、糸をプレゼントする人もいます。
鏡、その他
韓国では試験を受けるではなくて、試験を見ると言います。鏡も見るもので試験を良く見てねーの意味で鏡をプレゼントします。
その他ではブランケット、タンブラー、ホッカイロなど寒い受験の日に実用的なものもあります。
まとめ
日本では普通のお守りは韓国ではいないです。写真はブジョク(呪符)というもので、お寺やムダン(占い師)が書くものがあります。これを部屋のドアの上に付ける人もいるし、財布などに入れてる人もいますが、迷信とされてお守りのように大衆的なものではないです。
もうセンター試験は終わりましたが、次受験する人がいたらトイレットペーパーや鏡をプレゼントするのはいかがですか?