韓国の学生時代に部活はいない!

日本のアニメには良く部活の事がでまして、それがすごく羨ましかったです。私は部活らしい部活を経験したことがないです。私が覚えてるのは「放送部が存在した」くらいですね。

中学校時代には放課後習いたいことがある学生のために外部から先生を雇って10人以下の学生に楽器や美術、英会話などを教えてくれることはありました。それも塾よりは安いけど無料ではないので、やってる人は少なかったです。

高校時代にはこれすらなかったです。

韓国の部活

正確には覚えてないですが、私の中学校時代には1ヵ月に1回土曜日に部活みたいなものがあって、映画館に行ったり、ごみ拾いなどをしたり、学校以外の場所で何かしらやったことがあります。これも先生たちの決定によってやらなった時もありました。

高校時代には一応、多数の人が部活に入ってます。でも、卒業するまで部活をやった覚えもないし、自分がどの部活に入ってるのか知らない人もいました。

韓国の学校には「生活記録府」というのがあって、大学受験の時大事にされてます。特に「スシ」というスヌン(日本のセンタ試験)を受けずに生活記録府だけで大学に行く制度があります。大学入試のため、生活記録府に一文字でももっと書けるように、実はしてない部活でも、やったふりをして書きます。

最近は生活記録府のえい最近は生活記録府の影響力が昔よりも大きくなって、部活やってる人が、昔30%くらいだったのが最近は75%以上まで増えてます。ただ、これはただの数字で、学校で良い大学への進学率を高めるために操作することも多いので、本当にやってるのかは分かりません。

名前は部活だけど、ほとんど入試の勉強のための時間にする部活もありますし、本当に部活を楽しみたい人と、ただ、生活記録府に書くスペックのために部活に入った人と喧嘩することもあるらしいです。

また、学校では勉強できる学生に賞をあげるために部活大会を開くこともあって、普段部活をしてないのにもかかわらず、その学生たちが賞を全部貰うことが多いらしいです。

韓国の部活の問題

今まで書いたのも全部問題ですが、まとめるとこうなります。

ほとんどの部活が大学入試のために存在する。ー 韓国の高校はひたすら勉強です。

部活がない学校が多い、十分な予算がない。ー 部活があったとしても運営する予算がないです。政府で一部の部活に50万~200万ウォンくらい支援したこともありますが、おやつ代でしか使えなくて本当に必要なものは買えない支援金だったので、全部使えずに返金した部が多かったです。

学生と親に認識が悪い。先生の意欲がない。ー みんなが大学行くことだけ考えてないので、勉強時間が減ることを心配します。大学入試に役に立たないと思ってる人が多いです。先生も意欲がないです。

すぐ終わる。伝統がない。ー 韓国で部活は大学入試の道具ですぎないです。なので、賞が関わる時だけやります。この場合は親も手伝ったり意欲的ですが、その時期が終わったら解散で、次の世代まで続かないです。
科学の課題を1つ決めて、お母さんたちが代わりに実験をやってそれを子供の実績にしたことを見たことあります。その課題はそこで終わって、同時に部活も終了で、部はなくなります。元々少数のための部なので、後輩がないこともあります。

部活がなかったら何する?

韓国の学生は(特に高校生)部活の代わりに勉強をします。調べたところ今はなくなったようですが、(地域、学校によって残ってる学校もあります。)昔は「0時間目」、「補習授業」「ヤザ」というものがありました。(ネットでも昔大変だったと言ってるので、今はだいぶ変わったと思います。)

2000年代韓国の時間割

「0時間目」は日本の部活の朝練の時間と同じです。1時間目が始まる前に6~7時に英語リスニング、単語テストや自習などをやりました。0時間目が始まったら遅刻なので、強制です。

「補習授業」赤点とった学生を対象とする日本とは違います。みんなが補習を受けなきゃいけないです。上の時間割の8~9時間目が補習授業です。他の学校は分かりませんが、私が通った高校では補習の時は全校生を成績でクラスを分けて授業をしましたね。一応、時間上学校が終わった後で行ってるので、授業料以外い補習授業料を払います。これを2時間くらいやります。これも特別な事情がない限り強制です。

その後、学校で夜の給食を食べたら、「ヤザ」が始まります。ヤザは夜間自律学習を略した言葉です。先生の監督の下で、ずっと勉強をします。昼間と同じ、50分自習、10分休憩です。自分の席で自習をする学校もありますが、しきり、学校で夜の給食を食べたら、「ヤザ」が始まります。ヤザは夜間自律学習を略した言葉です。先生の監督の下で、ずっと勉強をします。昼間と同じ、50分自習、10分休憩です。自分の席で自習をする学校もありますが、図書館のように仕切りがある別室で自習をする学校もあります。夜の10時~11時までしたら終わりです。最後のバスの時間に合わせてますが、一部の高校では学校で下校用バスを運営してるところもあります。昔はこれが当然なことでしたが、今は一部の学校を除いてどんどんなくなってるらしいです。

ちなみに、ヤザまで終わったら、塾に行く学生も多かったです。

まとめ

部活は韓国の教育熱がある限りあり得ないことです。日本のアニメに良く出る全国大会は韓国では一部の高校限定の物とされています。韓国の学校には部活のインフラがちゃんとできてないので、プロのスポーツ選手を目指してる子は中高生から日本に留学してると聞きました。

部活がなくても色んな思い出がある人もいますが、私の記憶に残ってる学生時代はヤザ時間にこっそりおやつを食べたことくらいです。

韓国にも大学、勉強だけではないちゃんとした部活の環境があったら、もっと楽しい学生時代の思い出が残っているのではないかと…。でも、社会の雰囲気上、大学、勉強、競争だらけの韓国で、無理かと思います。